【小学校受験】面接準備を今すぐ始めるべき理由。【ご両親編】
「面接」準備は、まだまだ先でいいと思っていませんか?
小学校受験というと、すぐにペーパーなどの試験の勉強ばかりに目が向きがちです。
しかし、小学校受験において
「面接」は必須項目です。
学校側は「面接」をとても重要視しています
後回しにしていると、取り返しのつかないことに。
お子さまが一生懸命努力して頑張ったのに
ご両親の面接で合格を逃してはいけません。
今回は、お父さまお母さまが【今から準備すべきこと】について、ポイントを挙げて説明します。
まず 小学校受験の面接には、大きく分けて2つのタイプがあります。
※慶應義塾幼稚舎、桐朋小学校など、面接はないのですが、絵画や制作遊びで子どもに質問することで子どもの受け答えを見る学校もあります。
面接はほとんどの学校で考査前に行われますが、考査後(豊明)や考査当日(学習院初等科、成蹊小学校)または、一次試験合格者のみ(早実や暁星)という学校もあります。
ではどんな準備をしていけばよいのか。考えていきましょう。
まずは、
「 面接で何を考査されるのか?」
ということをしっかりと把握することが大切です。
では、確認していきましょう。
【 ご両親の考査ポイント】
1.立ち居振る舞い
挨拶、座り方、立ち方、話し方、しぐさ、など。
「私は大丈夫」と思っていませんか?
面接では、この立ち居振る舞いがとても大事です。
これが身についていないと、合格はできません。質問内容に的確に答えることよりも、大切かもしれません。
なぜなら、振る舞いで印象が大きく変わるからです。入室時の第一歩で、合否が決まるともいわれています。
実は「面接準備は今すぐ始めた方がいい」という
一番の理由がここにあります。
ご自身のことを考えてみてください。
緊張すると、つい手ぶり身振りが大きくなってしまったり、語尾が伸びたり、
「えー」などと言葉の前につけて話してしまう癖はありませんか?
つい早口になってしまったり、まばたきが多くなってしまったり
まっすぐしているつもりが、首が少し右に傾いていたり、無意識に出てしまう癖がありませんか?
大人は、話し方やしぐさ、癖などを治すのに時間がかかります。
緊張すると、つい、いつもの癖が出てしまいます。今一度、立ち居振る舞いについて、ご夫婦で確認してください。
特にお父さまの姿勢や話し方を修正するのに時間がかかることがあります。
2.質問の回答
質問に対して、回答の内容が的確であるか、など。
質問の意図を理解していない回答や、ひとりよがりの回答、要点を得ない回答は論外です。
学校の校風や理念をしっかりと把握していることが大前提です。
志望理由や家庭の子育て方針(教育方針)など、学校の理念を理解したうえで答えましょう。
過去の面接の質問例などを参考にして、
どのように回答するか、準備することが大切です。
ただし、ひとつ気を付けていただきたいのは、
模範解答通りの回答をしないこと。
必ず、お子さまのエピソードなど、具体的なご家族の話を入れましょう。
模範解答そのままでは、全く印象に残らないからです。
また、こんな方も多くいらっしゃいます。
準備してある想定内の質問には「待ってました」と、ばかりにしっかりと答えられるのですが、想定外の質問がきた時に、しどろもどろになり、ご自身の考えや思いを伝えられなくなってしまう。
そこを面接官は見ています!
予期せぬ質問や状況が起きたときに、
お父さま、お母さまの本当の姿が見えるのです。
こういった状況になった時は
ピンチではなくチャンス!
慌てずに、一呼吸おいて、
ご自身の言葉で答えることが大事になります。
その姿が、面接官によい印象を残すことにつながります。
そのためにも日頃から、何げない日常にある家族の出来事を書き記しておくと、よいと思ます。日記などを書くのもよいでしょう。
特別なエピソードではなくて良いのです。
日頃感じている、大切なお子さまやご家族への想いを伝えることができれば、必ず合格に近づきます。
小学校受験を決めたときから「面接」の準備もしていきましょう。
お子さまが一生懸命勉強してきた頑張りを合格に導くことができるのは、
お父さまお母さまの面接にかかっています。
面接官は、たくさんのご家族を見てきていますので、短期間で準備したご家族は、すぐに見抜かれます。