つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

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元お受験講師が小学校受験について書きつづります

個人の先生?大手の教室?幼児教室選びのポイントについて



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新学年に上がる前に、そろそろ幼児教室に通おうかな?

というお子さまも多いのではないでしょうか。

小学校受験のための「お教室選び」について

書いてみたいと思います。


自宅学習が基本といっても、

やはりイチから子どもに教えるのは容易なことではありません。

「プリントはテクニックではない」

もちろん、その通りです。考える力の基礎を身につけることが大事。

しかし、それと並行して、


解き方のコツをつかむことが大切です。


設問を耳で聞いて、限られた短い時間内に問題を解くのです。

すぐ答えを導き出す練習が必要になります。

もちろん何度も繰り返し解くことで上達もしますが、

やり方を最初に身につけてから、何度も練習したほうが、

お子さまも混乱せずに、スムーズに上達することができます。


しかし、これらを自宅でお母さまお父さまが行うのは、なかなか難しいことです。

やっぱり、幼児教室に通おう。

という方が多いのだと思います。


では、『どこに通えばいいのか?大手?個人?』


迷いますよね。


私の考えを先に言いますと

個人の先生に教えてもらった後に、大きな教室に通うのがよい。

と思います。


行動観察重視校であっても、ペーパー問題がとてもよくできるお子さまが合格されます。

特に難関校を目指している方は、しっかりとした練習を積まなくてはいけません。

難しい問題を聞いて、すぐに答えを出すには、訓練が必要です。


お子さまのペースに合わせて、確実にできるようになるには、

個人の先生に教わることが良いと思います。


もちろん大手の少人数クラスや個別指導でもよいと思います。


でも正直にお話ししますが、

私の勤めていた大手の受験教室に通っていたお子さまのほとんどが

個人の先生に指導を受けてから、いらしてました。


つまり、大手の塾には

『ある程度のテクニックが身についている』

『苦手問題はあるが、一通りの練習は積み重ねてきている』

というお子さまが集まるのです。


志望校別のペーパークラスになりますと

基礎ができることが前提で、さらに難問を解く練習になります。

基本クラスといえども、同じです。

年長さんになりますと、ある程度できていることが前提となります。


おのずと、先生方も、できる子の力をさらに伸ばして

合格へと導くことを得意としている方が多いように思います。


『それなら、個人の先生だけでいいじゃない?』と思われた方は

こちらの記事↓に大手のメリットを書きましたので読んでみてください。


tsukuruno.hatenablog.com



小学校受験に必要な準備は、ペーパーだけではありません。

絵画、制作、運動など、身につけなくてはならない必須項目はたくさんあります。

プリントばかりに目が向きがちですが、

これらに苦手意識があると、自信喪失につながるので、練習をしていく必要があります。


個人の先生の場合

先生とお子さまの相性が大切です。

いやいや通っても、決して上達しません。

ましてや個人の塾ですので、

お子さまが先生を好きであることがとても大事です。

もう一つの目安は「合格実績」です。


個人の先生や小さな教室の場合、難関校すべてを得意とするのは難しいと思います。

お子さまの志望校を得意とする先生に教えていただくことが、良いでしょう。


大手幼児教室の場合

こちらに関しても、どんな先生かをしっかり把握する必要があります。

必ず体験と先生との面談をしましょう(営業の方ではなく)。

しかし、大手になりますと、お子さまと先生の距離は少し遠くなります。

先生が好きか、という事ではなく、楽しく教室に通っているか?という見方で良いでしょう。

もう一つの目安の「合格実績」について

大手の場合、正規会員(基本クラスも通っている)以外に、テストや特別講習のみに参加する準会員さんも多いです。

準会員さんは、他教室に通っているお子さまが、プラスアルファの力をつけるためや、テストで習熟度を見るため、テスト慣れするためなどにやってきます。


こういった他教室から来たお子さまの合格も合格実績としています。


先ほども言いましたように、他の教室でしっかりと勉強してきたお子さまも多く集まるのが大手の教室です。

おのずと合格者数も多くなります。

大手の幼児教室を選ぶポイント

① 志望校の近くの塾を選ぶと良い

なぜなら同じ志望校を目指すお子さまが集まっているので、

それだけお子さまの習熟度や、何が足りないか、がわかるからです。

また、教室の近くの小学校の研究は、他のどの教室よりも徹底して行います。

同じ会社の幼児教室でも、

その情報量やノウハウは各教室によって大きく異なります


② 新しくできた教室より、以前からある教室を選んだ方がよい

あくまでも同じ幼児教室の中で、どの教室に通うかということになります。

先ほどと重複しますが、

同じ会社でも、各教室ごと、先生ごとにカラーが異なります。

得意にしている学校も全く違います。

ペーパーに強いのか?行動観察に強いのか?

女子系?暁星?幼稚舎?立教小?早実?成蹊?国立?などなど

先生ごと、持っているスキルやノウハウが違います。

教室ごとに門外不出のカリキュラムがあります。


新しくできたばかりの教室に通おうか考えている方は、

メインの先生が何年勤めているのかを調べた方がよいでしょう。

大手では、スキルや実績がなくても、室長や年長担当になってしまうことがあります。

また、室長はベテランの先生だけれども、月に一度しか来ないなどということもあるようです。



個人でも大手でも、

大切なのは、どの先生に教えてもらうか

なのかもしれません。

納得のいく選択ができるように

体験と面談(先生と)は必ずおこないましょう!


自分からどんどん勉強する子になる方法



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最後まで読んでいただきありがとうございました!