つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

元お受験講師が小学校受験について書きつづります

【国立大学附属小学校】合格する子に共通点があるって本当?~小学校受験対策~

f:id:tsukuruno:20190412163657j:plain


こんにちは。つくるです。

さて今回は、国立大学附属小学校について書きたいと思います。

国立大附属小学校ってどんな学校があるの?

f:id:tsukuruno:20190412164951j:plain

学校名と試験内容を簡単にみていきましょう。

【首都圏の国立大附属小学校】

筑波大附属
お茶の水女子大附属
東京学芸大附属(大泉・小金井・世田谷・竹早)
埼玉大附属
千葉大附属
横浜国立大附属(鎌倉・横浜)

最近の特徴

クラス編成の変更に伴い募集人数が減少しています。
しかし、受験をするご家庭は多いですので
倍率は高くなっています。

国立大学附属といっても
問題の出題傾向はそれぞれ異なります。
f:id:tsukuruno:20190412165338j:plain

【 ペーパーテストありの学校】

筑波、学芸大大泉・小金井・世田谷、

埼大附属、千葉大附属、横浜国大附属横浜

【ペーパーテストなしの学校】

お茶の水大附属、学芸大竹早、横浜国大附属鎌倉

☆集団テスト、個別テスト、運動テストを実施

また、国立大附属小では公平を期すために試験後「抽選」が実施されます。

なお、筑波大学附属小とお茶の水女子大附属小では、保護者に作文の課題が出されます。ご両親の教育に関する意識の高さと、学校の方針を理解し協力するご家庭かどうかをみています。また、学芸大竹早小では、親子の関りを見る『親子課題』が出題されます。


試験内容は異なりますが、国立大学附属小の教育方針には同一のものがあり、
考査で重要視するポイントにも共通点が多くあります。

ポイント

ちなみに国立小学校のペーパーテストは
それほど難問ではありません。
領域もバランスよく出題されており、
ひっかけ問題もほとんどありません。
ですので、ペーパーは取りこぼさず、全問正解を目指すことが求められます。


国立大附属小学校が求める子ども像

学校側が求める子ども像には、共通点があると思います。

どんなお子さんが合格しているのかな?

f:id:tsukuruno:20190314140732j:plain

まず一番の特徴は『総合力』が求められること。

さきほども書きましたが、ペーパーは難解な問題ではなく、私立の難関校を目指しているお子さんは、スムーズに解けると思います。

学校側が最も重要視しているのは
ペーパーの知識よりも

「社会性」や「行動力」です。

具体的には

言語、認識能力、集団での適応力や発表力、社会常識が身についている子。

そして

好奇心旺盛で、自分のことは自分でやるといった自立心のある子。
自分で考えて行動しようとする自律心がある子。

こういった『生きる力』を持ったお子さんを求めていると感じます。


f:id:tsukuruno:20190315175528j:plain

例えば、お茶の水小の個別テストでは、
粘り強く考えて答えを導き出そうとする姿勢や自分の言葉でしっかりと受け答えができることが求められます。

でも、こんなことを耳にしたこと、ありませんか?

国立大附属小の合格者は
年度によってタイプが異なる。
もしくは、色んなタイプの子が合格する。
元気があれば、特に準備しなくても合格できる。

はたして本当でしょうか?

f:id:tsukuruno:20190315115717j:plain


あくまでも私の経験からですが、

筑波大学附属小、お茶の水女子大附属小に合格した子は、プリントも行動観察も運動もよくできるお子さんが多いと思います。
特に、筑波小はリーダータイプでペーパーもよくできるお子さんばかりです。

「あ、やっぱり合格したのね!」

と、みんなが納得する「よくできる」お子さんです。


あくまでも私個人の意見ですが、

色々なタイプのお子さんや、年度によってタイプを変えて合格させているようには全く感じませんでした。


f:id:tsukuruno:20190412165205j:plain

しいて言えば、学芸大附属小でしょうか・・・

年度によってタイプを変えているとは思えませんでしたが、

個性的なお子さんが合格されることが時々ありました。

ですので幼稚園のお母さま方の間で

「え?あの子が?」

なんて言われてしまうことがあったのかもしれません。


とはいえ、しっかりと話しを聞いて問題を解く力は必要です。

個性的だからといっても、
試験問題ができないならば合格はいただけません。


ただ、私たち講師はこんな風に感じることもありました。

『この子、ちょっと面白い発想するなぁ』

『個性が強い子だから私立は難しいかもしれないけど、学芸大附属小の先生が好きそうだなぁ』


つまり
「色んなタイプのお子さんが合格する可能性が、比較的高い学校である」
と、感じます。


なぜかは、はっきりとは言えませんが

教員を育成し、教育を研究する機関でもある学校なので、
他の小学校に比べると、個性的なお子さんなど、色んなタイプの子どもたちが合格しやすい傾向があるのかもしれません。

とはいえ、やっぱり

『この子はきっと合格するだろうな』

と思われる子が、合格をいただけることが
圧倒的に多いことに間違いはありません。


ですので、学校の傾向と対策をしっかり把握し準備することが大切です。

お子さんが持っている力を十分に発揮するためにも、しっかりと練習し、経験を積み重ねておきましょう!



国立小学校合格バイブル
↑ 国立小向けの受験対策本です。おすすめです。



教室指導者からのメッセージ2019年度 東京学芸大学附属(大泉・小金井・世田谷・竹早)小学校
学芸大学附属小受験を考えている方は、読んでおきたい一冊です。



小学校受験の心構え』について書きました。
tsukuruno.hatenablog.com



『私立難関校のお子さんの共通点』に関しては、こちらをご参照ください。
tsukuruno.hatenablog.com



にほんブログ村 受験ブログ 小学校・幼稚園受験体験記へ
にほんブログ村
にほんブログ村 受験ブログ 小学校・幼稚園受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村