つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

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元お受験講師が小学校受験について書きつづります

【小学校受験】あなどれない『常識』の問題

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こんにちは。つくるです。
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小学校受験の必須項目のひとつに

【常識】問題があります。

ペーパーや個別テストで出題されます。


この「常識」は他の領域に比べるとついつい準備が後回しになってしまう方も多いようですが
実は、最もあなどれない項目かもしれません。

【常識】問題を見ると、小学校受験の本質が見えてくる?

常識問題とは、大きく分けて3つあります。

  1. 道徳(社会のルール)
  2. 自然
  3. 行事(季節)

それぞれ例題をあげて、見てみましょう。

1. 道徳(社会ルール)

個別テストで出題されることが多いです。

【例題】個別テスト
このような場所で、あなたが気をつけることはどんなことですか?
たくさんお話ししてください。
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学習院初等科や女子系の学校で道徳の個別テストはよく出されます。
ルールを守ることができるか?
日頃どんな生活を送っているかがわかる問題です。

2. 自然

【例題】ペーパーテスト
左はじのものから作られているものを右から選んで丸をつけましょう。
何個つけてもよいですよ。
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このような、問題は実体験として知っているかどうか?
が問われます。
他にも、海の生き物や同じ季節の仲間を選ぶ問題もよく出題されます。

3. 行事(季節)

【例題】ペーパーテスト
左のように、同じ季節の仲間を上、真ん中、下から選んで線で結びましょう。
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季節と行事が組み合わさって出題されることが多いです。
実体験として行事に参加していたり、季節を感じながら生活している子は得意な問題です。

ポイント!

気をつけたいことは、【常識】問題としてではなく
お話の記憶や数量などのペーパーテストで常識を問われることがあるという点です。
志望校に【常識】のプリント問題が過去に出題されていなくても
【常識】の領域をしっかりと準備することが大切です。

「お話の記憶」で出題される常識問題については、こちらをご覧ください。
tsukuruno.hatenablog.com

☆「常識」問題は国立、私立問わず出題されます。
なんとなく知っているだろう。という判断をせずにしっかりと準備をしておきましょう。

どんな練習をすればいいの?

「知っている」ということが問題を解く力になるのが【常識】問題です。

① 自宅で季節の行事を楽しみましょう。

季節の行事に関しては、参加することが大切です。
その行事の由来も知っておくとよいでしょう。

② 外に出て自然に触れてみましょう。

松の葉っぱはどんな形か?桜の葉っぱはどんな形か?
それぞれの季節にはどんな花が咲くのか?どんな匂いがするのかな?

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五感を使って知ったことは忘れません。

自宅に戻ったら、外で見つたものや拾ってきた葉っぱなどを図鑑を見ながら調べてみましょう。
体験した事が知識として根付きます。

以前こんな問題が出題されたことがありました

『たんぽぽの根っこはどれでしょう』

たんぽぽの根っこは長くて、土の奥深くまで掘らないと引っこ抜くことができない。
ということを実体験で知っていた子が合格をいただきました。

ポイント

机の上だけの勉強では、身につけることが難しい問題を【常識】の領域で出題することで、学校側は子どもの持っている本当の知識を見ようとしているのかもしれません。

きせつの図鑑 (小学館の子ども図鑑 プレNEO)

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