つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

元お受験講師が小学校受験について書きつづります

どの幼児教室に通えばいいの?教室選びに悩んでいる方へ。

こんにちは。つくるです。

突然ですが

教室選びに悩んだことはありませんか

ネットなどでも、様々な情報が溢れていて
どこの教室にしようか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

ママ友や知り合いに

「あの塾がいいよ!」
「この教室はイマイチ…」
「〇〇先生がいいよ!」

と言われても、その教室や先生が自分の子どもに合っているとは限らないですし…


そこで今回は

教室選びの前に知っておくとよいこと。

を、幼児教室での実話エピソードも交えてお話しします。


そもそも小学校受験をするために

幼児教室(お受験教室)に通う必要はあるのでしょうか?
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結論から申し上げますと

「メリットは、あります!」

幼児教室の講師だったのだから「ある」というに決まってる?

いえいえ、そうではありません。

利用すべきメリットが、ある!と、私は思うのです。

その理由は3つ

1.最新の情報を持っているから
2.学校とのつながりがある
3.試験に慣れるため


今回は上記の3つについて、

実体験をもとに話してみようと思います。

まずひとつめ

1.最新の情報を持っているから

以前、こんなことがありました。

私の勤めていた教室では
退職して個人で教室を立ち上げたり
家庭教師をされる先生もいらっしゃいました。

その先生達が独立して困っていたことは、
情報が入ってこないこと。


そのため、独立した先生に

「〇〇小学校の情報ない?」
「今年の〇〇小学校の傾向と対策は去年と変わるの?」

と、よく聞かれました。

ベテランの先生でも
個人で情報収集するのは、限界があります。
試験内容の聞き取りも不十分です。


一方、 大きな教室は生徒数が多いので、試験内容の聞き取りがたくさんできます。

新しい試験内容の情報を精査し、翌年の試験対策を立てることができるのです。


『ん?聞き取り?』
と思われた方のために補足します。

幼児教室では、試験後すぐに教室に来てもらって、どんな問題が出題されたか?
どんな試験内容だったのか?を子どもから聞き取りします。
たくさんの子どもから聞くことによって、試験内容はより具体的に明確になります。


つまり

POINT

多くの生徒数を持つ大手の塾は、多くの情報を集めることによって、より具体的な試験内容を把握できるのため、それに基づいて来年の傾向と対策もスムーズに立てることができるのです。

『なーんだ。学校から試験内容を教えてもらうわけじゃないのかぁ。』

はい。教えてもらえません。でも…

幼児教室では、特定の学校の傾向と対策を

事前につかむことができる場合もあります。

その理由をこれからお話しします。

2.学校との、つながり(パイプ)があるから

これについては、あまり大きな声では言えません。

もちろん国立の学校とのつながりはありません。

この、つながりには2種類あります。

・塾(幼児教室)と学校
・講師(個人)と学校

まずは

・塾(幼児教室)と学校のつながりについて

このつながりが特に強いのは、東京都以外の小学校です。

例えば、埼玉県。

県内にも良い学校がたくさんあります。

また、都内と比べると試験日が早いので
第一志望ではないけれど
試験に慣れるために受験する子どもも集まります。

大手の幼児教室では、埼玉県内の教室にて
小学校の入試担当者を呼んで説明会をすることもあります。

教室の室長の先生やベテラン先生は、
小学校の先生や事務長さんとお付き合いがあり、

教室に在籍している受験をする子の名簿を事前に小学校にお渡しすることもあります。

合格ラインぎりぎりになってしまった時に、
その名簿に載ってることが有利になるのです。


東京都内の小学校と塾のつながりも、あります。

幼児教室主催の有名私立学校説明会は、学校と幼児教室とのパイプの有無を強く感じます。


つぎに

・先生と学校のつながりについて

お受験教室には大ベテランの先生がいらっしゃいます。

そういった先生方の中には、
昔から特定の学校とつながりがある先生がいます。

例えば

志望校の超難関学校には落ちてしまったけれど、
どうしても公立に通いたくない。といった場合
つながりのある私立小学校を紹介していただけることもあるのです。


続いて、さいごの3つ目の理由

3.試験に慣れるため

時々、講習にはじめて参加したお子さんが、
雰囲気に圧倒されていつもの力が発揮できないことがあります。

初めて会う大勢の子どもたちの中で、
伸び伸びといつもの通りに力を発揮するのは難しい。

大人でもドキドキしてしまいますよね?
子どもも同じです。

でも本番の試験では、もっとたくさんの子ども達が大きな教室に集まります。

周りには、色んなお子さんがいます。
不運なことに、隣の席の子が落ち着きなく騒いだりする場合だってあるのです。

POINT

どんな状況でも、いつもと同じように
『集中してプリント問題に取り組むこと』
『リラックスして楽しめること』
『伸び伸び体を動かすこと』
『笑顔でお話しができること』が大切です。

そのために、 試験会場のような状況に慣れておく必要があるのです。


また時々、大きな男性の前で委縮してしまうお子さまがいらっしゃいます。

幼稚園やお教室は女性の先生が多いですが、実際の試験官の先生は女性とは限りません。

小学校の先生は、男子校や共学校になりますと、男の先生の方が多いことも。


スーツを着ている男性に慣れておくことも大切なので、

男性の先生が行うテストにも参加してみましょう。


家庭学習や個人の教室に通っている方は、

志望校テストや特別講習などでよいので

一度、大きな教室に行ってみることをお勧めします。


最後になりますが

自宅できちんと準備ができるのであれば、幼児教室に通う必要などありません。

試験に慣れるために利用する程度でよいと思います。

なぜなら

合格のために一番大切なことは、ご家庭の中にあるのです。


今回は、大規模校にスポットをあてて書きました。

小規模教室や家庭教師、科目別の専門塾など
小学校受験のための教室はたくさんあります。
それぞれのメリット、デメリットに関しても、今後書いてみようと思っています。


小学校受験 合格する「家族力」



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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