つくるのブログ 小学校受験の道しるべ

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元お受験講師が小学校受験について書きつづります

【小学校受験】あなどれない『常識』の問題

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こんにちは。つくるです。
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小学校受験の必須項目のひとつに

【常識】問題があります。

ペーパーや個別テストで出題されます。


この「常識」は他の領域に比べるとついつい準備が後回しになってしまう方も多いようですが
実は、最もあなどれない項目かもしれません。

【常識】問題を見ると、小学校受験の本質が見えてくる?

常識問題とは、大きく分けて3つあります。

  1. 道徳(社会のルール)
  2. 自然
  3. 行事(季節)

それぞれ例題をあげて、見てみましょう。

1. 道徳(社会ルール)

個別テストで出題されることが多いです。

【例題】個別テスト
このような場所で、あなたが気をつけることはどんなことですか?
たくさんお話ししてください。
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学習院初等科や女子系の学校で道徳の個別テストはよく出されます。
ルールを守ることができるか?
日頃どんな生活を送っているかがわかる問題です。

2. 自然

【例題】ペーパーテスト
左はじのものから作られているものを右から選んで丸をつけましょう。
何個つけてもよいですよ。
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このような、問題は実体験として知っているかどうか?
が問われます。
他にも、海の生き物や同じ季節の仲間を選ぶ問題もよく出題されます。

3. 行事(季節)

【例題】ペーパーテスト
左のように、同じ季節の仲間を上、真ん中、下から選んで線で結びましょう。
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季節と行事が組み合わさって出題されることが多いです。
実体験として行事に参加していたり、季節を感じながら生活している子は得意な問題です。

ポイント!

気をつけたいことは、【常識】問題としてではなく
お話の記憶や数量などのペーパーテストで常識を問われることがあるという点です。
志望校に【常識】のプリント問題が過去に出題されていなくても
【常識】の領域をしっかりと準備することが大切です。

「お話の記憶」で出題される常識問題については、こちらをご覧ください。
tsukuruno.hatenablog.com

☆「常識」問題は国立、私立問わず出題されます。
なんとなく知っているだろう。という判断をせずにしっかりと準備をしておきましょう。

どんな練習をすればいいの?

「知っている」ということが問題を解く力になるのが【常識】問題です。

① 自宅で季節の行事を楽しみましょう。

季節の行事に関しては、参加することが大切です。
その行事の由来も知っておくとよいでしょう。

② 外に出て自然に触れてみましょう。

松の葉っぱはどんな形か?桜の葉っぱはどんな形か?
それぞれの季節にはどんな花が咲くのか?どんな匂いがするのかな?

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五感を使って知ったことは忘れません。

自宅に戻ったら、外で見つたものや拾ってきた葉っぱなどを図鑑を見ながら調べてみましょう。
体験した事が知識として根付きます。

以前こんな問題が出題されたことがありました

『たんぽぽの根っこはどれでしょう』

たんぽぽの根っこは長くて、土の奥深くまで掘らないと引っこ抜くことができない。
ということを実体験で知っていた子が合格をいただきました。

ポイント

机の上だけの勉強では、身につけることが難しい問題を【常識】の領域で出題することで、学校側は子どもの持っている本当の知識を見ようとしているのかもしれません。

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小学校受験−年長の秋までに身につけたい「お受験力」111

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【お受験コラム】『合格する子の共通点』について~私立難関小学校編~




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こんにちは。つくるです。

今回は合格する子の共通点についてお話しします。

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私は以前【小学校受験】のために幼児教室で講師をしていました。

私がまだ若かりし頃、大御所の先生方の補佐をしていた時のこと。

よくベテラン先生方がお話ししていました。

「あの子は合格する。」
「そうね。きっと大丈夫ね。」

なんで、そんなことがわかるんだろう?
試験はやってみないとわからないんじゃないのかなぁ。

と不思議でなりませんでした。


特に女子系の超難関私立小学校ともなると
ペーパーはもちろんのこと、運動も行動観察も絵画も、みんなよくできるのです。

しかも、後ろから見ると誰が誰だかわからないくらい背筋がピン!と伸びています。
髪型も服装も似ています。

あんなに運動したのに髪の毛は乱れず、
靴下はいつも新品で、ずり落ちることはない。

私の方が髪の毛が乱れてしまっているくらいです。

「非の打ちどころがない」とは正にこのこと。

『みんな合格間違いなし!』

と私は思ってしまったのですが、
ベテランの先生方は見ているポイントが少し違うようでした。

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お受験教室に勤めて7年くらい経ってからでしょうか。

先生方のおっしゃっている意味がなんとなくわかってきました。

ベテラン先生方のように

「この子は合格する」と思った子は

やはり合格をいただくことができるようになってきました。

その違いはなんだったんでしょう?

皆さんとてもよくできる子たちなので

ほんのわずかな違いです。


試験科目の点数にプラスアルファがないと

超難関校に合格することは難しいのです。


これは、感覚といいますか、経験から感じ取ることなので、言葉にすることが難しいのですが

具体的なエピソードをあげると、こんなことがありました。

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幼児教室では日曜日や春期、夏期講習などに授業を行うことが多くあります。

お弁当を持参して午前、午後と講習を行うのです。

ある時、子ども達のお弁当を見てある違いに気が付きました。

ほとんどのお子さんのお弁当は
きんちゃく袋に包まれていましたが

A子さんのお弁当は、
大判サイズのハンカチのお弁当包みに包まれていて、しっかりと結ばれていました。

食べ終わるとしっかりとお弁当包みを結んでカバンにしまいます。


そして、さらにA子さんの水筒も他のお子さんと異なっていました。

ほとんどの子が飲みやすいようにストロー付きの水筒を持ってきていましたが、
A子さんはコップにお茶を注いで飲むタイプの水筒を使っていました。

休憩時間も、その水筒を使っていました。

子どもにとっては、使いづらいと思います。
こぼしてしまうこともあるでしょう。

しかし、A子さんはとてもスムーズにそれらを使いこなしていました。


その時、私は確信しました。

『この子はきっと合格する』


A子さんは第一希望の雙葉小学校に合格をいただきました。

もちろん試験科目もよくできるお子さんでした。

しかし、超難関校を目指すお子さんは、みなさんよくできるのです。


それからというものの私は、

「お弁当包みはハンカチタイプのものにしましょうね」
「水筒はコップで注ぐタイプのものを使ってみましょうね」

便利でないものを使うことで、身につく所作がありますよ。とお話をするようにしました。


「そんなことは関係ない!」と思われるかもしれませんが、

一見関係ないように思えることを

丁寧に生活の中に取り入れていくことが大切なのかもしれません。

ポイント

ささいな違いが結果的に合否を分けてしまうことになるというのが、小学校受験の難しさなのだと思います。

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お教室に通っている方は、ベテランの先生に「お子さんに何が足りないのか?」を
具体的に聞いてみるといいと思います。

きっと、何かしら感じ取ってくださっているはずです。

足りない部分は「テストの点数」ではないかもしれません。

その足りない部分を自宅でしっかりと補うことができれば、合格へ一歩近づくのではないかと思います。

今回は私立の難関小学校についてお話ししました。国立附属小学校も同じではあるのですが、少し異なる見方が必要です。

国立附属小は、こちらをご参照ください。
tsukuruno.hatenablog.com


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小学校お受験合格バイブル-第一希望合格率91.6%の実績-

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【実例】『行動観察』困った!こんな時はどうすればいいの?~小学校受験対策~

こんにちは。つくるです。
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小学校受験の【行動観察】のポイントについて、

以前、行動観察が苦手な慎重なお子さんの練習方法を書きました。

詳しくはこちらの記事をお読みください。
tsukuruno.hatenablog.com


今回は以前の記事の補足事項として

苦手なお子さん向けに
事例をあげて、具体的な方法を書きたいと思います。

困ったな?こんな時はどうすれば、いいの?

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【例題】

5、6人くらいのグループに分かれて集団遊びをする。
フープ、ボール、紙コップがひとつずつ置いてある。

『これらを使って、お友だちと仲良く遊びます。遊ぶ前に、遊び方やルールを相談して決めましょう。』

行動観察でよく出題される問題です。

はじめからゲームや集団遊びをするのなら

おとなしいお子さんも参加しやすいのですが

まずは「話し合いましょう」という課題はとても難易度が高くなります。


それでは、それぞれのケースとポイントをみてみましょう。

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【ケース① グループ内に積極的なお子さんがいる】

このケースは
前回の行動観察の記事にも書いたように

消極的なお子さん(B君)は、
積極的なお子さん(A君)の意見に返事をしていきましょう。


A君「フープここに置いて、紙コップの上にボールを乗せて競争するのはどう?」

B君「いいね!!」


積極的なお友だちの意見に
答えてあげるだけでも
話し合いに参加していることになります。


では、次のケースでは
どうすればいいのでしょうか?

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【ケース② グループのお子さん全員が慎重なタイプ】

こういったケースもよく起こります。

グループ内にひとりも積極的なタイプの子がおらず、みんなで押し黙ってしまうのです。

このようなケースは、
行動観察が苦手なお子さんにとって
とても厳しい状況になってしまいます。

では、どうすればいいのでしょうか?

先ほどと同じです。
やっぱり「声を出す」ことが大切です。

意見をいう事は難しいと思いますので、

まずは

「ねーねー、どうする?」

と言う練習をしてみてください。

ひと言でも声に出して言うことが大切です。

意見を言おうとすると、慎重なお子さんは

考え込んで声が出ないまま終わってしまうことがあります。

だいたいのケースは

「ねーどうする?」
「どうしよっか」
「ボール乗せてみる?」

と少しずつ話が進むことが多いです。

仮に、

「ねーどうする?」
「・・・・」

と返事が返ってこなくても

試験官は「どうする?」と言った子の頑張りを見てくれています。

この子はこの状況をなんとかしようとしているな
みんなをまとめようとしているのかな?
良い印象を残すことができるのです。

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ポイント!!

もちろん、自分の意見が言えることが求められるのですが、引っ込み思案な子や慎重なタイプの子が、知らないお友だちの中で意見を言えるようになるまでには、時間がかかります。かと言って、ずっと黙っていては、参加していることにならなくなってしまうので、ひと言でも、声に出す練習をしていくことが大切です。

お子さんには
「どうすればいいかわからない時には、お友だちに聞いてみればいいんだよ」
「ねーねー、どうする?どうしよっか」って言ってみたらどうかな?
と教えてあげてみてください。

「何か言いなさい!」と言われることが
行動観察が苦手なお子さんにとっては
一番困ってしまうことなのです。

ですので、具体的にどう言えばいいのかを
教えてあげることも、ひとつの方法です。

「そんなことで話せるようになるのかしら??」

と思われるかもしれませんが

意外に大人しいお子さんにとって言いやすい言葉のようです。

きっかけを作ってあげるとスムーズに話せるようになる子もいます。

このような『典型的な言葉を声に出して言ってみる』という練習は、引っ込み思案のお子さんにとって、とても大事です。

「ねーねーどうする?」の言葉は
おとなしいお子さんにとって安心して声に出せる、一歩踏み出す勇気につながるものなのかもしれません。


【行動観察】を重視する学校が多くなってきました。
少しずつ、経験を積み重ねることが自信につながります。



できるよ! せいかつ366 (頭のいい子を育てる)


【おすすめ絵本】


かばくんの はる なつ あき ふゆ (かばくん・くらしのえほん)
季節の絵本です。優しい絵柄なので読みやすいです。

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小学校受験プリント学習方法【数量の基礎】ペーパーテスト対策②

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小学校受験で行われるペーパーテスト
大きく分けると7つの領域になります

【お話の記憶】【数量】【常識】 【言語】
【推理・思考】【記憶・構成】【観察力】

ペーパーテストの試験で大切な共通事項を
【お話の記憶】ペーパーテスト対策①にて
まとめて書きましたので、ご参照ください。
tsukuruno.hatenablog.com

今回は【数量】についてお話しします。

「数量」ってどんな問題?

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お話の記憶と同様に
数量の問題も出題頻度が高いので
自宅で練習をしているお子さんも多いことと思います。

以前、プリント学習方法についての記事で書きましたが、
数を「いち、に、さん・・・・」と数えられるからといって、数を理解しているということにはなりません。

「数量」のプリント問題を解く前に

以下の3つのことができるか確認しましょう。

① 1~20くらいまでの数字が数えられるかな?

☆数を言えることも大切です。

② 「いち、に、さん・・・」という数をかぞえる声と、指の動きがきちんと合っているかな?

☆おはじきなどを指さして数えてみましょう。 
 同じものを何度も数えないこと。声と指をさすリズムが合っていること。

③ たくさんのおはじきの中から20個のおはじきを数えて持ってこれるかな?

この3つの項目がスムーズにできることが大切です。

では、問題をみていきましょう。
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【基礎問題】数の多い少ない(一対一対応)

【例題】

イチゴが5つ、リンゴが3つあります。
『どちらが何個多いですか?』

こういったどちらが数の多少の問題を解くためには一対一対応ができていることが大事になります。

【練習方法】

自宅で練習をする時には、まず実物を使ってやってみましょう。

ジュースの入ったコップを5つ用意して、
「必要な数だけストローを持ってきてね」と言って持ってきてもらう。


それができたら次に

ジュースの入ったコップ5つのうち、2つにはあらかじめストローをさしておいて、「足りない数だけストローを持ってきてね」と言って足りない数だけ持ってきてもらう。

⇒これが数の多少の基本です。


このように、実生活で使う物で練習した後でおはじきなどを用いて練習してみましょう。


おはじきを使って練習してみましょう

【例題】

赤いおはじき6個と青いおはじき4個を出して、どちらがいくつ多いかを調べてみましょう。

【練習方法】

赤と青をひとつずつくっつけて並ばせて調べます。
必ずひとつひとつをくっつけて並べることが大切です。

並べ終わっておはじきを見てみましょう。
赤が2個あまります。

【問題を出してみましょう】

お子さんにおはじきを見ながら答えてもらいましょう。

① 「どちらがいくつ多いですか」
答え:赤いおはじきが2個多いです。

☆「赤!」「二個!」ではなく、一文で言えるように練習しましょう



② 「同じ数になるように足りない数だけおはじきをもってきてね。」
答え:青いおはじきを2個持ってくる。

「青いおはじきと同じ数になるように赤いおはじきを戻してきてね。」
答え:赤いおはじきを2個戻す。

☆加えることと、引くことを練習しましょう。


③ 「どちらのおはじきが、いくつ少ないですか」
答え:「青いおはじきが2個少ないです。」

☆「いくつ少ないか」という問いかけは子どもにとっては難しい問題です。

「どちらがいくつ足りないですか?」言い方を変えてみてください。

プリント問題をやってみましょう

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おはじきを使った一対一対応がスムーズにできるようになったら、
ペーパーを使ってどちらが多いか?
どちらがいくつ多いか?少ないか?
という一対一対応の問題を練習してみましょう。

ペーパー問題はやり方がいくつかあります。
先生や自宅で行っているやり方がある場合は
そのやり方で練習を続けましょう。

数の多少を解く前に・・・

プリント上でひとつひとつの数を数えて
その数だけ〇を書く。という練習をしましょう。

【例題①-1】

葉っぱの数だけ、右の四角の中に丸を書きましょう。
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☆このように丸を書く枠がついていると
 均等な大きさでしるしを書く意識が身に付きます。

【例題①-2】

ももの数を数えて、下にある、ももの四角に〇を書きましょう。
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ポイント

プリントの絵に斜線\をつけて数えていきます。
必ず端から数えるようにします。
左上から数えると決めたら、常に左上から。というようにやり方をきめましょう。しるしは雑に付けないように。
はじめはスピードではなく丁寧に問題を解く癖をつけることが大切です。
特に、数量のプリントは急いで解く癖がついてしまうことが多いです。
ペーパーが汚れてしまったり、しるしが雑ではみだしてしまっていると、数える量が増えた時に、どこにつけた印なのかがわからなくなってしまうお子さんもいます。最初に丁寧に印をつける癖をつけるとよいでしょう。

【例題②】

同じ数を見つけて線で結びましょう。
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ポイント

一対一対応の基本です。
同じ数という考え方をプリント問題で解いていきます。
線をしっかりと引けるようにしましょう。
丁寧に引く練習をしていきましょう。


では次に、数の多少の問題をみていきましょう。

数の多少をプリント学習するうえで一般的なやり方は
「線むすび方法」です。

「線むすび」を練習してみましょう。

【例題③】

ぶどうとバナナがあります。どちらが何個多いですか?
多い数の分だけ、多い方の果物の部屋に〇を書きましょう。など

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ぶどうとバナナをひとつひとつ線結びします。
端からきちんと結ぶように気をつけて下さい。
余ったバナナの数だけバナナの部屋に〇を書きます。

このやり方ですと、計算をしなくても問題が解けます。

ポイント

多い方、少ない方、余った数、同じ数、足りない数など
設問の言葉の意味を耳で聞いて判断できるようになることが大切です。
何度も何度も繰り返し問題を解いて慣れていきましょう。
丸を書くバツを書くなど、しるしの指示も聞き逃さないように練習しましょう。

【例題④】

『多い方の部屋に〇を書きましょう。』

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「どちらが多いですか(少ないですか)」
という数の問題は、数えれば解けます。

そしてこのような問題は練習を積み重ねると
パッと見て視覚で判断して解けるようになっていきます。


では例題の設問が、以下のように変わるとどうでしょうか。

『どちらがいくつ多いですか』

このように数の違いを求めるときは、ただ数えただけではできません。
例えば、チューリップが7本、りんごが5個とわかっても、差を問われたときはひき算をしなくてはなりません。

一対一対応の理解が必要になります。
ひとつずつ対応づけて余ったら、余った方がその数のぶんだけ多い。
という考えができるかどうかが問われます。

しかし線結びのやり方は、
部屋が離れていると使うことができません。

ではどうすればいいのでしょうか。

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【解き方①】

片方を1つ消したら、もう一方を1つ消す方法

例えば上の例題でいうと
『チューリップをひとつ消したらリンゴをひとつ消す』
というやり方です。

☆数の多い方がその数だけ残るので、いくつ多いかがわかります


【解き方②】

まず数の少ない方を数えて、多い方をその数だけ消していく方法

例題で説明すると
『りんごの数を5個と数えた後にチューリップを数える』
というやり方です。

具体的に説明すると・・・

まずは少ない方のリンゴを5個と数えて
5という数字を覚えておきながら
チューリップの部屋に移動しチューリップを5本消す。
そして余ったチューリップの数を数えれば、いくつ多いかがわかります。

☆まず、パッと見てどちらが少ないかを判断できることが求められます。

質問の方法に慣れましょう

数の多少の問題は、質問の出題方法が様々です。

「どちらが多い(少ない)ですか」

・・・多い方に丸をつけましょう。など

「どちらがいくつ多い(少ない)ですか」

・・・少ない数だけ三角を書きましょう。など

「同じにするにはどちらをいくつ持ってくればよいですか」

・・・持ってくる色のおはじきの部屋に、その数だけ丸を書きましょう。など

ポイント

設問によって答えが全く変わってしまいます。どのような質問なのかを一回で聞いて、理解して答える力が求められます。

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今回は数量の基本について書きました。

この基本問題がスムーズに解けるようにならないと、一対多対応の問題で混乱してしまいます。実際の考査では、一対多対応の問題の方が多く出されます。

まずは基本の数量問題をたくさん練習して
質問をよく聞いて、問題に慣れていきましょう。

【3歳からの数の学習】

100てんキッズ 教具×ドリルシリーズ おはじきでかずのおけいこ
数の概念を楽しく習得することができます。

『楽しく毎日ひとつずつ!』

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【小学校受験体験談】『本番の試験で起きてしまったこと』

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こんにちは。つくるです。

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今回は、実際の考査で起きてしまったエピソード

をご紹介します。

「本番で何があったの?」Aさんのお話し

幼児教室に通ってくれていたAさんは、
自宅の近くの私立小学校を志望していました。

超難関校というわけではありませんが
ペーパーテスト、行動観察、運動、制作、面接など総合的な力が試される学校です。

これが得意!というわけではないタイプの子でしたが、それぞれの課題をこなすことができる
総合力のあるお子さんでしたので
「志望校はAさんに向いている」と私たちは思っていました。

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本番の考査日

試験が終わってすぐに、Aさんは教室に遊びに来てくれました。

試験内容をしっかりと教えてくれることもできましたし、笑顔で「とても楽しかった」と言っていましたので、私たち大人はホッとしたのを覚えています。

しかし、結果は合格をいただけませんでした。

何かあったのかな?

と私は感じました。

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その後すぐに、その私立小学校の先生方と
お話しさせていただく機会があったので
私はAさんのことを聞いてみました。

すると、ひとりの先生がAさんのことを

とてもよく覚えていらっしゃいました。

その先生がおっしゃるには

教室を移動する際に、廊下に飾ってある在校生の展示物を触って落としてしまった。

というのです。

移動するときの注意事項で「触らないでくださいね」とあえてお話をしている。

試験の結果は合格ラインに到達していたんだけれど、約束ごとが守れるかを全体を通して見ているので、合格に至らなかった。

とのことでした。

ポイント

学校は「約束を守れるか」を重要視します。
「やってはいけない」と言われたことをやってしまったので、合格は難しいとの事でした。



Aさんはお教室では、元気がありすぎたり
乱暴することは一切ありませんでしたが、
廊下を歩きながら『ついつい』壁を手で触ってしまったり、
運動で順番を待っている間に『ついつい』
隣の子に話しかけてしまうことがありました。

時間が経って緊張感が和らぐと、ついついやってしまう。
ということが多かったのです。

もちろん、その都度、本人に話しをしたり、
ご両親の面談でも何度かお話しをさせていただいていたのですが「ついつい」の癖は本番で出てしまいました。

小学校受験は、いわゆる試験の出来不出来だけでなく、あらゆる面を見て、合否を判断しているんだなぁ。と改めて実感した出来事でした。

不思議なことですが、日ごろの行動が本番で出てしまうことが多いのです。



【おすすめ教材】

理英会の家庭学習セットB(総合問題集)

理英会の家庭学習セットB(総合問題集)

理英会の家庭学習セットC(総合問題集)

理英会の家庭学習セットC(総合問題集)

理英会の総合問題集です。
CDがついているので指示を聞き取る力も付きます。
よくまとまっている教材だと思います。
Aもありますが簡単ですので、Bからでも良いと思います。


【おすすめ知育玩具】

▶パターンブロック(木製)

パターンブロックは実際の考査でしようされることもあります。
遊びながら脳を鍛えるとても良い玩具です。

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【実例】賢い子は手先が器用?小学校受験の巧緻性

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こんにちは。つくるです。
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小学校受験では、様々な考査が行われます。

その中でも【巧緻性】は、ほとんどの学校が考査項目に入れています。

なぜ学校は巧緻性(手先の器用さ)を見るのでしょうか。


以前、私立小学校の先生とお会いした時のこと。

「なぜ巧緻性を見るのですか?」とお聞きしたところ、

『巧緻性が優れている子は、賢い』

という学術的な定説があるので、必須項目にしています。と、おっしゃっていました。

ポイント

小学校受験の様々な試験項目は、就学前の子どもを様々な角度から見ることで、その子の持っている潜在的な能力を測っているのです。

確かに、巧緻性が良くできるお子さんは
賢いお子さんが多いと思います。

じゃあ巧緻性が苦手な子は賢くないの?なんだか違和感があるなぁ。

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以前、私のクラスにいたお子さんのお話しです。

A君は早生まれで、体も小さく、運動や巧緻性(制作)が苦手でした。

しかし、とても素直で頑張り屋さんのA君は、
教室でも自宅でも「できるようになりたい」と、一生懸命練習していました。


ようやく夏期講習くらいから、

ボール投げやボールつきなどが上手になっていきました。

運動が得意になると、集団遊びでも伸び伸びと参加できるようになりました。
『自信がついてきたんだなぁ』と私たちも嬉しく思いました。

色を塗ったり、ちぎったり、切ったりする制作も
段々とスムーズにできるようになりました。

なんとか他のお子さんに追いついてきたのですが
ひとつだけ、どうしてもできないことがありました。

蝶結びです。

何度練習しても、上手くいきません。


もうすぐ夏休みも終わりに近づいたころ
絵画クラスに来たA君の『クレヨン』を見ると
箱の横に紐がついていて蝶結びで留められています。

蝶結びをほどいてクレヨンのふたを開け
終わると蝶結びをして留める。

その後の授業でも
クレヨンを使うたびに蝶結びをほどいて、終わると結ぶ。

クレヨンは幼児教室では頻繁に使用します。

A君は授業を受けながら
そのたびに蝶結びの練習をしていました。

私がA君にクレヨンの箱のことを聞くと

「僕とお母さんで考えたの」
「どうしてもできるようになりたいから」

という答えが返ってきました。


私は、A君のようにどんなことにも
一所懸命努力することが、手先の器用さよりも大事なことなんだと思うのです。
どうか学校の先生も、できることを見るだけではなく、できるようになった過程を見ていただきたい。と心から思った記憶があります。


A君は時間はかかりましたが、10月になると、蝶結びがとても上手になりました。

クレヨンの箱の紐はリボンになったり
細いタコ糸になっていたりと、変化をしていきました。


そしてA君は、無事に第一志望の超難関校に
合格することができました。

『努力が実るとは、こういうことなんだ』

と、私はA君から多くのことを学びました。

ちなみに本番の考査では蝶結びは出なかったそうです。

それでもきっと、努力をしてできるようになった喜びやその過程は、試験に生かされていたのだと感じました。

そして、彼のこれからの未来の糧になっていくのだと私は思います。

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ところで、巧緻性ってどんな試験内容なの?

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小学校受験【巧緻性テスト】実例をみてみましょう

【課題】お弁当づくり

『机の上に用意されている材料と道具』
上の方に2か所穴の開いたブロッコリーが書かれた台紙、おにぎりが描かれた台紙、黄色い折り紙(1/2サイズ)、丸いシール、綴じ紐、クーピーペン、ステックのり

1.台紙のブロッコリーを緑のクーピーペンで塗りましょう。
2.おにぎりの台紙を線に沿ってちぎりましょう。
3.黄色い折り紙を筒状に丸めて玉子焼きを作りましょう。
4.台紙の右上に玉子焼き、右下におにぎりを貼りましょう。
5.台紙の左上に丸シールを貼り、緑のクーピーペンでヘタを描いてミニトマトにしましょう。
6.台紙の上の穴に綴じ紐を通して、蝶結びをしましょう。


1~3で、塗る、ちぎる、貼る、丸めるなど制作から手先の器用さをみています。特に、小さい折り紙をキレイに筒状に丸めるのは難易度が高いです。

4~5では、上下左右の位置を理解しているかも見ています。また、ミニトマトとはどういうものなのか?常識問題も入っています。

6は、巧緻性です。蝶結びがスムーズにできるかを見ています。


2017年に筑波大学附属小で出題された問題です。巧緻性と制作を合わせています。

ポイント

机の上にこれだけたくさん材料が置かれていると、のりの蓋を落としたり、材料がぐちゃぐちゃになってしまうお子さんも多いと思います。机の上を整えながら、時間内に完成させることが大切です。
また、どんどん出される指示をしっかり聞くには、ひとつひとつの作業のスピードが求められます。流れについていくことが大切です。

このように制作と一緒に行われたり
『エプロンをつけて後ろでエプロンの紐をむすび、机の上を布巾で拭いて食事の準備をしましょう。』とういうような、生活習慣の中で巧緻性を見ることも多いです。

学校は、ひとつの試験科目から様々なことを見ているのです。

「こぐま会」巧緻性の練習教材です。
教材を買わなくても、自宅で手作りできます。はさみの練習は紙の厚みも考慮しましょう。分厚すぎたり、折り紙のように薄い素材は苦手な子には難しいので気をつけましょう。90kの厚みが一般的です。


できるよ!  せいかつ366 (頭のいい子を育てる)

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最後までお読みいただきありがとうございました。

【行動観察】が苦手なお子さんへ。まずはここから始めてみよう【小学校受験】

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こんにちは!つくるです。
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小学校受験の必須項目『行動観察』(集団遊び)

物怖じしない、積極的なタイプのお子さんは

得意かもしれませんが、

引っ込み思案で、慎重なタイプのお子さんは

苦手意識を持ってしまうことも多いと思います。

今回は『苦手なお子さんはどうすればよいのか?』

という点から見ていきたいと思います。

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具体例を挙げてみます

積極的なA君と、おとなしいB君

「みんなで協力して紙コップを積み重ねてタワーを作る」

という行動観察の試験を受けたとします。

積極的なタイプのA君

『あ、そこの紙コップ、少しずれてる!』
『下の方の紙コップを増やして強い土台にしようよ!』
『僕おさえてるから、どんどん積み重ねてね!』
と、お友だちに声をかけ、積極的に行動します。

おとなしいタイプのB君

お友だちにどんどん声をかけるのではなく、
かけられる方になります。

ずれている紙コップを直したり、
言われた通りに紙コップを積み重ねたりと、頑張っています。

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先生の目に入るのは声を出した積極的なA君です。

恐らく、ルールを守って楽しく参加できれば合格が近づくと思います。


一方、B君の頑張りはその他大勢になってしまい、印象が薄くなってしまいます。


黙々と参加するタイプの子の頑張りを

評価してくれる試験官も中にはいますが、

先生の目に留まりづらく、良い所をなかなか見てもらえません。


では、B君が先生に評価してもらうにはどうしたらよいか?

『声を出す』

これが大切だと思います。

でも引っ込み思案だから、自分の意見を言うのは難しいと思います。


まずは、意見で無くて良いのです!

もちろん、自分の意見を言えるかどうかは大切なポイントです。

でも引っ込み思案の子に

「自分の考えを言いなさい」と言っても

簡単に言えるものではありません。

考え込んでしまい、ますます言い出せなくなります。


ですので、

積極的な発言をした子の言葉がけに返事をする

ここから、はじめてみてはどうでしょうか。


先ほどの例で説明します。

おとなしいB君タイプの子は、

まず相手に答えることから練習してみてください。


A君『あ、そこの紙コップ、少しずれてる!』

B君「僕が直す!」


A君『下の方の紙コップを増やして強い土台にしようよ!』

B君「わかった!」


A君『僕おさえてるから、どんどん積み重ねてね!』

B君「うん!おさえててね!」


最初は、このように返事をするのも

最初はなかなか難しいと思います。


まずは「わかった」「うん」だけでもいいです。


僕も参加しているよ!
ということを試験官に知ってもらうために、行動を目にとめてもらうために
まずは簡単な言葉から声を出してみましょう。


では、どうやって子どもにやり方を伝えればいいのでしょう?

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「返事しなさい!」と言ってもできるようにはなりません。

なんのことやら理解できず、ただ怒られたことだけが印象に残ってしまい、ますます委縮してしまいます。



幼児教室に勤めていた時のやり方ですが

例えばこんな声掛けをします。

こんなに大きなタワー作れてすごいね!

B君、頑張ってたところ、先生見てたよ。
A君の『どんどん積み重ねてね!』ていう声が聞こえたのね!

これからは、A君に「わかった!」っていってあげてね!
誰も返事してくれないとA君も寂しいし
返事をするとみんなの力が強くなって、
もっと高いタワーが作れるかもしれないよ!

じゃあ、最後にもう一回戦やってみようか!
お友だちに声をかけられたら、お返事してパワーあげようね!

こういうようなやり方を

何度も何度も繰り返します。


そんなことで、できるようになるわけない!

と思われるかもしれません。

実は、私も始めの頃は半信半疑でした。

しかし、何度も繰り返していくと、

段々と声を出せるようになっていく子も多かったです。

子どもは純粋です。

楽しいゲームなら「よし!やってみよう」と思うのです。

POINT

経験を重ねるうちに、こういう時はこうするのがいいんだな。こういう風に答えてあげるといいんだな。と、コミュニケーションの取り方を学んでいきます。「こう言いなさい」ではなく、「こんな風に言ったら、相手の子も嬉しいし、もっと仲良くなってゲームも楽しいね。」とヒントを伝えるといいと思います。

お受験教室には積極的なお子さんもたくさんいるので、消極的なお子さんはいい刺激をもらうことができます。

楽しい体験を一緒に積み重ねることで

だんだんと変化が見られるようになります。


しかし、ゲームに参加することが難しい子もいます。

紙コップを持ったまま、何もできずに立ち尽くしてしまう

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というお子さんもいらっしゃると思います。

・ルールがわからなくて、ゲームに参加できないのか?

・初めてのお友だちに圧倒されて、ゲームに参加できないのか?

理由によって、対応や声掛けは変わってきます。


3人くらいの小集団から練習してみましょう。

自分のペースで積み重ねながら、お友だちと一緒に作ることを体験しましょう。

「1人一個ずつ順番に積み重ねましょう」
とルールを変えてもよいと思います。


行動観察は年齢、月齢によっても大きく異なります。

早生まれの子は焦らずに、年度初めは「お約束を守って参加してればいいな」という気持ちで良いと思います。

夏休みくらいから、急に成長する子も多いです。

月齢も考慮の入れながら

POINT

まずは、参加することができるようになること。次は、応答ができるようになること。そして最後は、できれば自分の意見が言えるようになること

これを考査日までに目指していくことが大切です。

幼稚園では元気なのに、模擬テストの行動観察では消極的になってしまう…

こういったお子さんも多いと思います。

まずは初めて会うお友だちと遊ぶ機会を増やしましょう。

幼稚園のお友だちとは違うお友だちと遊ぶ楽しさを知ることが大切です。


お教室や運動教室、キャンプなどに参加し

はじめての集団に慣れることから始めていきましょう。

POINT

その他にも、何かにチャレンジをして「できた!」という達成感の積み重ねが自信につながり、行動観察でも力が生かせるようになります。

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声の小さなお子さんは、大きな声を出す練習からはじめてみよう

すぐにはできるようになりません。

大声大会をして遊んだり、大きな声で歌ってみましょう。

最初はお風呂の中でやってみてもよいでしょう。

毎日、家族で楽しく続けてみてください。


子どもは柔軟です。
そんなことで、できるようになるわけがないじゃないの!

と言いたくなるようなことでも

積み重ねていくことが、成長につながります。


POINT

少しずつ変わっていく場合もあれば、急に変わる場合もあります。
急にできるようになったのではなく、積み重ねてきたことが突然花開くのでしょう。

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行動観察の練習は、

すぐに結果が出ないことが多いので

なかなか難しいのですが、

ペーパーテストとは異なり

周りのお子さんの力を借りて、

お互いに相乗効果で成長することができるのです。

お友だちと一緒に、たくさん楽しい体験を積むことが大切です。




きせつの図鑑 (小学館の子ども図鑑 プレNEO)


国立小学校合格バイブル

☆行動観察の考査のポイントをまとめました☆
よろしければご覧ください。
tsukuruno.hatenablog.com



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